2018年6月17日 (日)

夏のテーブル仕度

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夕立が多いけれど晴れれば爽やかな、夏のはじまり。



この頃になると、スイスでは多くの家庭が

食事を自宅の外に移して楽しみます。

それは、庭だったり、バルコニーだったり。




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わが家もやはり

南西向きのバルコニーで、昼食や夕食を取ります。

(さすがに朝は、まだ日陰で寒い!)

ヨーロッパの夏は、夜遅くまで空が明るいので

ランプもいらずに長い時間を過ごせます。

少し薄暗くなってきたら、キャンドルに火を灯すのも素敵。



さて、わが家の外テーブルの仕度は

年季が入って色あせた赤いチェックのテーブルクロスを

これまた
風雨で木肌が褪せたテーブルにかける所から始まります。

それから、ちょっと小さめの白いパラソルを開いて

後は、各々が椅子を運んで、食器や食事を運びます。



ただ外で食べるというだけで

いつものご飯が数倍おいしく、贅沢に感じられるから不思議!

シェフいらずの魔法の調味料ですね。




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本当はもっとバルコニーにたくさんの花を飾りたい!…けれど

夏は日本に帰ってしまい、お世話が出来ないのでガマン、ガマン。

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真っ赤に染まる実が、まるでルビーのように美しいスグリ。

どうか留守中、小鳥たちに食べられませんように!



夕食後は、娘達といつものおしゃべりタイム。

女子トークに興味のない主人は、ここで退散。

学校での出来事、友人の事、将来の話、話題は様々。

日が落ちて肌寒くなるまで延々と続きます。

いよいよ寒くなって来たら、テーブルクロスとパラソルをたたんで

大急ぎで家の中に逃げ込みます。



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私は、昼間もここで一人読書をしたり

お茶を飲みながら、ぼーっとするのが好き。

風に揺れる夏草を見ながら、鳥の声を聞いていると

心が空っぽになり、日常の負がリセットされる気がします。



本当に、ただ、外で座っているだけなのに。



私の夏の至福のテーブル…。


2018年4月30日 (月)

心を揺さぶる3点セット

Kawa



スイスに住みついて18年。

”心に残るスイスの景色” を自分に問うと

実際、たくさんあり過ぎて迷うところではありますが

その中でも、ぱっと心に浮かぶ風景こそが、それだと思うのです。

(※ あくまでも、私が行った範囲内での話ですよ。)



それは、どこ?



たとえば、標高3130mのゴルナーグラート展望台から見上げる満天の星空。


夏のリュトリ―の湖畔。



夕映えのレマン湖と
世界遺産にも登録されたラヴォーの葡萄畑。


(おや、案外、最寄り感強め!)



そんな風景であったりするのですが

最近、あらたに上位にグイグイ喰い込んできたのが

アーベルグの小川です。

この町は、スイスの首都ベルンにあります。

つい先日大きなブロカントの買い付けで、昨年に続き2度目の訪問。


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Brocante


お気に入りは、ブロカント会場になっている旧市街の裏側、中心から少しだけ離れた所。


Hashi


古い木製の屋根付き橋の下を流れるアーレ川。

昨年も書きましたが、なんだか私の心を強く揺さぶる原風景で

水と、緑と、小鳥のさえずり…この3点セットにめっぽう弱い私。


Lunch


もう、たまったもんじゃあ、ありません、この心地よさは。



初めて訪れた昨年は、天気が怪しかったのですが

今年は花粉が飛びまくる絶好のお天気。

あっちこっちで、プ~っと鼻を鳴らしてかんでいる人を見ました。

かくいう私もティッシュは必需品。

…おっと!話を戻しましょうね。


夏の日差しに近い眩さ。

揺れる緑の木陰は涼やか。

響くのは、水音と小鳥のさえずり。

川面はキラキラ光り、気持ちよさそうに流れに身を任せる水鳥。


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ベンチではランチを楽しむ小さな女の子とその家族。

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…もう、これ以上ないってくらい、心地よいものが勢揃い!



私も、この場でお昼ご飯を食べたい!!



と、強烈に思ったのですが、またしてもこの日の予定が超ハード。

午後は別の州のブロカントへも行く予定で (昨年同様イベルドン・レ・バン)

優雅なランチタイムのゆとりはなく、後ろ髪を引かれつつブロカント会場へ戻り

フードコーナーで、ホットドッグを急いでかじりました。


Hotdog

この噴水を前にモグモグ。


あぁ、来年こそは、あの小川でランチを食べたい!




2018年3月27日 (火)

蚤の市の健気なワンコたち

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あの凍てつく2月のブロカントから、早ひと月。

3月の最終日曜は、早朝に「夏時間」へ移行する日なので

時計の針を1時間進めなければいけません。

なんともややこしいヨーロッパの生活習慣!


店主さん達は、昨日までの「冬時間」をまだ引きずっているのか

午前10時でも、のんびり品出しのお店が多かったです。

まあ、焦る事はないので構いません。


イースター直前なので、ウサギやひよこ、卵などカラフルなグッズが多く
並んでいました。

イースターが来ると、景色も人も華やいで、気分が上がるなあ!


噴水だって、ご覧の通り。

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そして、行く先々で出会うお店のワンコ達が、やっぱり気になってしまう私。

退屈だろうに、な~んであんなに良い子でいられるんだろう?

飼い主さんへの愛と忠誠心の成せる業かな。犬って偉いなあ。

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お散歩中のワンコだって。 み~~んな、よいこ。


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今回も色々買えたのは嬉しい、でも駅までの帰り道がダルいんだなぁ…。

10数分、けっこう急な坂道をひらすら上るのだけれど

「坂」+「重い」のダブル効果で、
これが案外キツイ。

駅に着くと、ハァハァ息切れなんかして。




で、最近、ちょっと近道を覚えました。

レマン湖をすぐ下に見下ろすニヨン城の真下の小道。

車が通らないから、大荷物でも気が楽なんです。

それにしても石壁のカーブは手作り感があって、リアルな"昔"を感じさせるなあ。

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12世紀頃に建てられたニヨン城、大きくはないけれど風格があります。

7年かけて修復工事を行い、2006年に再び公開されました。

現在は、歴史・陶器博物館として活用されていますが

なんと、結婚式場、イベント会場等にも利用されているんですって!



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この道をゆっくり、ゆっくり歩いて駅へ向います。


おお~っ、今日はジャスト1万歩だ!!!

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2018年3月 7日 (水)

氷の花園

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2月の終わり、ロシアの大寒波の影響で

ヨーロッパも凍てつく寒さに襲われました。

レザンの村もマイナス17度。

ここ数年で一番の寒さだったでしょう。



天気とともに、私のテンションも下降し

くじけそうになりながらもニヨンへ買い付けに出かける事にしました。

ただでさえ1年で一番寒い時季に、大寒波の空の下をうろつくなんて!



ニヨンは極寒だろうと、露店を出している強モノ揃い。

私も負けてなるものか。

ここは完全なる重装備で挑みました。

ダウンコートはもちろん、帽子、マフラー、手袋

厚手の裏起毛パンツに、羊毛ボアブーツ、そして使い捨てカイロ!



いよいよ、空気すら凍りつく当日の朝。

白く霞むなか、登山列車がゆっくり山中にさしかかると

思いもかけない光景が目に飛び込んできました。



全ての樹々が凍り、樹氷となり

それらが群生している様子は、まるで、まるで…


桜の園!!


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こんな厳寒の中で、桜を思わせる景色に出会えるなんて。

もう何年も桜を見ていない私の心は、ちょっぴり震えていました。




ニヨンに到着するも

レマン湖から、強烈なビーズ(北風)が吹き荒れていて

とてもじゃないけれどテントは張れないし

店主さん達、踏んだり蹴ったりの寒さで、とてもお気の毒でした。



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湖畔は
、まるでレースのようにしぶきが凍っていました。

うう、目が風邪ひきそう~。



でも、頑張った甲斐もあり、良い出会いがありました。


寒さは厳しいけれど、春らしいもの達。




心は春を待っています。

2018年1月28日 (日)

アゴが疲れるスイスのサンドイッチ

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今年も、買い付けの皮切りは、グリュイエールから。

何度かブログに書いていますが、このグリュイエールのブロカントは

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番目の展示規模なので、こちらの意気込みも違います。

遠くても、電車の乗り換えが多くても、行きたい。




モントルー駅発の、観光列車「ゴールデンパス」の車内では

フードメニューが配られます。

買わないけれど、ちょっと覗いてみると、お酒も飲めるしチーズやサラミもあるのね。

美しい景色を楽しみながら、スイスワインとチーズなんて、きっと優雅な旅でしょうね。


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私も勝負の前に、電車の中で早めの腹ごしらえ。

限られた時間と体力で、最大限のチカラを発揮するために

今朝パン屋さんで買った、サラミ・サンドイッチに齧りつく!

ガリッ。



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美味しいんですよ。



美味しいんだけれど、スイスのバケットサンドイッチって「固い」のよね。

3日前に焼いたパンかって思うほどのハードさ。

スイス人はそんな固めのパンが好みのようですが、私は少々苦手。

今回は、選択肢がなかったので買ったけれど、ああ、やっぱり×××。

フランスのふんわりカリッとした歯ごたえが好きだなあ。



モグモグ噛んでいると、顎が疲れて来て、咀嚼の途中休憩は必須。

大ぶりなので、完食するにも根性が必要です。

きっとスイス人は顎と歯が丈夫ね。




さて、現地到着!

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今回も張り切って行こ~う。


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販売エリアは大まかに2つに分かれています。(おそらくは出店料も違うかな。)


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ブタさんや、クマさんや、女のコ。

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規模が大きいので、家具などの大物も豊富に出品されています。

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古いガラスのランプシェードがいっぱい吊るされている。美しい…。

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あ、素敵なボトル用パニエ発見! と思って手に取ろうとしたら

自転車にしっかり固定されていました。

なんだろう? ワインとかミルクをこれで運んでいたのかな?

そんなラブリーな自転車が走っているのを妄想するだけで楽しくなる~。



今回の収穫は、大きめパニエやボタン、缶、ポストカードなど。

普段見かけないものが多く、やっぱり来てよかった。


これでようやく、スイスノートの長い冬休みは明けます。

次なるは新年初のウェブ更新に向けて作業開始!



皆さま、今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



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